古代より受け継がれてきた、人知を超えた力を操る術。
神託術は、神託の加護と呼ばれる特殊な力場を媒介として発動する技術であり、術者は詠唱を行うことで様々な現象を引き起こすことができる。防壁の展開、物体の浮遊、衝撃波の放出など、その用途は多岐にわたり、戦闘だけでなく建築や運搬、生活技術にも利用されていたと考えられている。
数千年前には神託文明を支える基盤技術として世界中で広く用いられていたが、時代の流れとともに神託の加護が衰退したことで、現代では高度な神託術を扱える者は極めて少なくなった。そのため黎明時代では、科学技術によって神託術を補助・増幅する装置が開発され、多くの神託術士はそれらを併用することで術を発動している。
一方で、ごく一部の神託術士は補助装置に頼ることなく高位の神託術を扱うことができるとされ、その力は現代の常識を大きく超えている。
ルミナリアや天空都市ソレーヌでは、現代を遥かに凌ぐ規模と精度の神託術が数多く確認されており、都市に残る破壊痕や数千年間維持され続けた巨大な封印も、古代の神託術によるものと考えられている。神託術は現在もなお多くの謎に包まれており、古代文明を解き明かす上で最も重要な研究対象の一つとなっている。

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